心理カウンセラーのアドセンス日記

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心療内科勤務の私がブログと言うものに手を出したらこうなる!と言うブログです(; ・`д・´)

大切な子供が「自己愛性パーソナリティ障害」にならないように

大切な子供が「自己愛性パーソナリティ障害」にならないように

自己愛(ナルシズム)要素が強い人

例えばこういう人がいます。頼んでもいないのに職場まで迎えに来て、残業やらで行けないと「お前のために来てやったのに!!!!」と怒鳴りちらしたりします。

「〇〇してやったのに」それは果たして本当に相手のためでしょうか?

「〇〇したかった」の間違いなのではないでしょうか!

 

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自己愛の2つの面

自己愛(ナルシズム)の語源はギリシャ神話にでてくる「ナルシスの物語」です。

ナルシスは自分に好意を寄せる妖精の思いを無視してしまい、女神から呪いを受けることになります。その呪いのせいでナルシスは水面に映る自分姿に心を奪われ、その姿を眺め続けて最後は水仙の花になってしまう。と言うお話です。

 

この物語の女神の呪いとは、「ナルシス自身の恋が絶対に実らないようにするもの」でした。ある程度熟成した心の動きがなければ、実りある恋をすることは難しいです。

そう考えると自己愛はただうぬぼれが強いというだけでなく、未熟な状態であるともいえるでしょう。しかし一方で、人は成長しても多かれ少なかれ自己愛的な側面を持ち続けると言う指摘もあります。自己愛によって、自分の力を信じて頑張り続けることができる。

これを発達にしてみてみると人は幼児期には「自分は何でもできる」というおもい(万能感)をもっています。男の子なら「仮面ライダー」や「ウルトラマン」女の子のなら「お姫様」や「セーラームーン」や「プリキュア」になれそうな気持を万能感と言う。

まず子供はこの万能的な自己愛を周囲の大人から認めてもらう必要があります。

そうすると、その後だんだんと完全ではない自分を認めて安心していられるようになり、自己愛の幻想に浸らず生きていけるようになると言うわけです。

※幼児期の子供は「多いに誉める」「何でもできる」と言い聞かせる要するに「君は何でもできるんだ」と教えてあげると将来「自己愛」の強い人間になる確率が減ると言うわけです。

しかし幼児期にそんな万能感の承認を得られずにきてしまうと、だめな自分を認めることが怖くてできなくなるのです。

等身大の自分をありのまま安心して受け入れ、認めることができなくなってしまうのは、その幼児期の周囲の承認が足りなかったせいです。

それどころか常に自分は素晴らしく平凡な人とは異なった特別な存在であると思い続けようとし続けてしまい、それを周囲に確かめるかのように称賛を得ようとします。

うまくいかないのは周りのせいだ!と言う思い込みの世界で生きるようになってしまいます。傲慢な人になったり、自己愛を満たすために特定の人と2人だけの世界に閉じこもってしまったりする。またよくいるタイプでは社会的に成功したり高名だったりするひとに奉仕する事により、「自分もその人と同格だ!」と思い込む人もいます。

いずれも自分の自己愛を満たすことが大事であり結局自分のために相手を使っているだけだという事に気づかない状態を「自己愛性パーソナリティ障害」と言います。

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自己愛性パーソナリティ障害診断基準

1・自己の重要性に関する誇大な感覚(業績や才能を大きくみせる)十分な業績がないのにも関わらず優れていると認めさせようとする。

2・限りない成功・権力、才気美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

3・自分が「特別」であり、独特である。他の特別な、または地位の高い人にしか評価されない、または関係があるべきだと信じている。

4・過剰な称賛を求めている。

5・特権意識、つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する

6・対人関係で相手を不当に利用する。

7・共感の欠如、他人の気持ち及び欲求を認識しようとしない。またはそれに気づこうともしばい。

8・しばしば他人を嫉妬する。または他人が自分に嫉妬していると思い込む

9・尊大で傲慢な態度

9項目の内5つ当てはまる場合「自己愛性パーソナリティ障害」と診断されます。

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